ハーバリスト 高橋克弥(たかはしかつみ)です。
今日はおいしいハーブティーのいれ方をご紹介します。このブログでも、これからたくさんのティーレシピをご紹介していきますので、まずはここをマスターしておきましょう。
ハーブに含まれる水溶性成分を取り出し、飲用します。成分が体内に吸収されやすく、立ち上がる湯気や香りには、蒸気吸入効果やアロマテラピー効果もあります。ハーブティーには水道水が適していると言われています。ミネラルウォーターを使用する場合は、軟水が良いでしょう。ドライハーブでもフレッシュハーブでもOKですが、フレッシュハーブの場合は量がかさむのと、アクが出るのが難点です。
おいしいハーブティーのいれ方 (ホットティー)
耐熱ガラス製か陶製のティーポットで、写真のように茶こしつきのものが便利です。または網目の細かい茶こしを別に用意して、カップに注ぐ時にこしてもOK。抽出時間をはかるための砂時計やタイマーが可愛いと、気分がアガりますね。ティーポットやティーカップは、あらかじめ熱湯をはって温めておくとなお良いです。
ティーポットにハーブを入れ、熱湯(沸騰したお湯)を注いで抽出します。お湯は円を描くように注ぎます。 成分を効率的に抽出するためにハーブはできるだけ細かくつぶします(ハーブの品質劣化を防ぐため、ハーブはできるだけホールで保存し、細かくつぶすのはティーをいれる直前にしましょう)。ティーポットの蓋をして、蒸らしながら抽出します。蒸らすと茶葉が開いて、成分がよく出るのです。抽出時間は、花や葉など軟らかい部分は3分間、種子や根などの固い部分は5分間です。いくつかのハーブをブレンドする場合は、すべてのハーブを一緒に入れます。
鍋を使う場合
鍋に水を沸かし、火を止めてからハーブを入れます。鍋に蓋をして、蒸らしながら抽出します。抽出時間は、花や葉など軟らかい部分は3分間、種子や根などの固い部分は5分間です。
アイスティー
ホットティーと同じ手順で、濃いめに抽出します。ハーブをホットティーの時の倍の量にするか、水の量を半分にします。水の量は、使用するグラスの半分程度で。あらかじめ冷蔵庫で冷やしておいたグラスに氷を一杯に入れ、抽出したティーを一気に注いで冷まします。
水出しハーブティー
ガラス容器などにハーブと常温の水を入れ、容器に蓋をして、冬場なら常温で、夏場なら冷蔵庫で6時間かけて抽出します。いただく時には、茶こしを使ってカップに注ぎます。カフェインやタンニンなど高温で抽出する成分が抑えられるので、カフェイン含有ハーブであるマテなどで利用される方法です。加熱しないため、雑菌が繁殖しないよう、使用する容器はあらかじめ熱湯消毒しておきましょう。
気になるハーブの規定量ですが、基本は1杯(200ml)につき3gと言われていますが、いちいちgを計るのも面倒ですし、 お好みでテキトーに。(出た!) ハーブの味をしっかり楽しむなら、ティーカップ1杯に対し、ドライハーブ大さじ1杯、もしくはティースプーン3杯ほどで良いでしょう。
一回分の茶葉で、2~3杯いただけます。味や香りの違いも楽しみの一つです。
1杯用なら、こんな風にカップと茶漉しが一体型になっているものが便利です。
洗い物も少なくて済みますよね。(え!)
さぁ、おいしいハーブティーのできあがり♡
ティーは、ポットから注がれる最後の一滴(ラスト・ドロップ)が一番おいしいと言われていますよ♪
いれる時も、音や香りを楽しみながらゆったり。。。といきたいところですが、忙しい毎日、なかなかそんな余裕はありません。
ま、たまにはね。
以上、おいしいハーブティーのいれ方でした。