ほぼ日から生まれた個性的なハーブティー『tretre摘み草ブレンドティー　zasa （くま笹base）』

こんにちは。JAMHA認定ハーバルセラピストのmarrieです。
今日は、今の季節にピッタリのハーブ、ペパーミントを使った素敵な市販ブレンドティー『tretre摘み草ブレンドティー　zasa （くま笹base）』をご紹介します。ちょっぴり個性的な、干し草のような風味の爽やかなティーなんですよ♪

『tretre摘み草ブレンドティー　zasa （くま笹base）』は、大人気ウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』（ほぼ日）で企画され販売されているオリジナルブレンドティーです。古くからの日本茶の名産地・高知で育った茶葉を、厳選して手摘みしています。

原材料は、くま笹、釜炒り茶、どくだみ、ペパーミント。しっかりとした大き目の茶葉です。テトラパック（三角錐型）のティーバッグは、空間をたっぷりとることで茶葉が開きやすく、またジャンピング（ティーバッグの中の対流運動で茶葉が上下に回転すること）を助けるので、成分がしっかり抽出できます。

7ティーバッグ入りで、1,458円。これに配送手数料756円がかかり、合計2,214円です（税込、2017年6月現在）。良質なハーブティーはどれも高価ですね～。ただしこのティー、味わいの持ちが非常に良く、ハーブティーとしては珍しく2煎目以降も美味しくいただけるそうです。3煎目、4煎目まで変化する味わいを楽しめるので、30杯近くとれると思えば、オトク感がありますね。

干し草のような風味（購入サイトの説明では、「野草っぽさ、青さが強い」と書かれています。）ののち、ペパーミントのスッキリと爽やかな後味がふわりと訪れます。少しクセがありますので、好みが分かれるかもしれません。私はとても美味しいと思います(*^^*) 　清涼感あふれる香りと、サッパリとしたお味。雨の日は身体もむくみやすいので、利尿作用でむくみ改善が期待できるという効能面でも、じめじめとしたこの季節にピッタリのティーと言えるでしょう。

飲んでよし、塗ってよしの万能薬・クマザサ

クマザサは、日本古来より万能薬として親しまれてきました。クマザサ茶は、ほんのりと甘い、非常に飲みやすいお茶です。
冬に葉の縁が枯れて白くなり、歌舞伎の隈取りのように見えることから「隈笹」と呼ばれます。また、その高い栄養価から、冬眠するクマさんの食料としても大活躍するそうで、「熊笹」と表記することもあります。

ビタミン、ミネラル、食物繊維、フラボノイド、クロロフィルなどを豊富にバランスよく含有し、免疫力を上げ、コレステロールや血圧を下げたり、貧血や骨粗しょう症を予防、胃腸の不調を改善します。

ティーとしてだけでなく、外用でも広く活躍します。止血作用（血液凝固作用）を持ち、皮膚病や切り傷、やけどなどの手当てに用いられます。
また、高い防腐作用から、笹団子やちまきなどの料理にも使用されています。風味づけだけではないのですね。

クマザサに含有されるビタミンKには血液凝固作用があるため、ワルファリンなどの血液凝固阻止薬を服用されている方は、薬の効果を弱めてしまうため使用を避けてください。

10種類の薬効があると言われる「十薬」どくだみ

クマザサと同様、古くからわが国で親しまれているどくだみ。効能や利用法も似ています。10種類の効能があるとされ、「十薬」とも呼ばれます。
フラボノイド、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルや各種ビタミンを豊富に含み、血圧を下げたり、毛細血管の強化（動脈硬化予防）、利尿、胃のトラブル改善、血行改善、新陳代謝UPなどの効能を期待することができます。ただし、腎臓の機能が低下している方は飲用を避けてください。

お茶としてのイメージが強いですが、実は皮膚トラブルに外用で用いられることが多いのです。毒を吸い出してくれることから「どくだみ」と呼ばれます。殺菌効果が非常に高く、切り傷、擦り傷、虫刺され、アトピー性皮膚炎、あせも、じんましん、水虫、できものなど幅広い皮膚トラブルに対応します。
痛みやかゆみ、炎症を抑え、傷口を修復する作用も。汁を直接塗布したり、軟膏やチンキで用います。入浴剤としてお風呂に入れるのも良いですね。
高い殺菌効果とデトックス効果からにきび対策にも良く、ティーとして飲用するほか化粧水などのスキンケアで用いられることも多いようです。チンキを作っておくと重宝しそうですね。

ブログ運営の参考にも☆『ほぼ日刊イトイ新聞の本』

糸井重里さんがウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』を立ち上げ、超人気サイトに成長させるまでの奮闘記。ネットが今ほど普及していなかった1990年代、当時誰もやっていなかったことを始め、資金は無いがアイデアはあるという状態で、自分の直感だけを信じて地道に努力を積み上げました。夢がひとつひとつ形になっていく様は、読んでいて爽快です。

「インターネット、すげーーー！！」という純粋な感動と、それを利用して新しいものを作りたい、皆に喜んでもらいたいという情熱が、徹夜続きの糸井さんや周りのスタッフを支えていました。ブログ運営の参考にも大いになります。糸井さんは言います。

商品の送り手は、「その商品を使う人の生活を想像すること」から、絶対に逃げてはいけない。相手がどんな生活をしているか。どんな気持ちにしてほしいのか。それを想像することこそが、コンテンツを考えるということなのだ。ぼくは「商品を伝えること」は、恋愛とよく似ていると説明している。「静かで安定した日々が送れたらいいな」と期待をしている異性に「ぼくは、こういう冒険をしてきたんです」と懸命に自分語りをしても、どうしようもない。（中略）　商品の表現であろうと、写真の表現であろうと、文章の表現であろうと、それを受け取った人のことを想像しないでいい表現はひとつもない。

私も、「ハーブってすげーーー！！」という思いが、このブログを記す原動力となっています。つたない文章でどれだけ伝えられているかは自信が無いのですが、あなたの毎日がハーブによって素敵になることを願っています。わくわくする気持ちって、大事ですね☆

以上、この季節にピッタリのちょっぴり個性的で爽やかなティー『tretre摘み草ブレンドティー　zasa （くま笹base）』のご紹介でした。