こんにちは。JAMHA認定ハーバルセラピストのmarrieです。
今日は、ハーブからちょっと離れて、本のご紹介をします。
『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版 佐藤友美著)
経済評論家の勝間和代さんオススメの一冊です。
このテの美容本、若い頃は完全スルーだったのですが、40歳を超えてからよく読むようになりました。筆者の美に対する意識を通して、生活や生き様が垣間見えて、面白いんです。
子供を産んで、40歳を超えて、そろそろこれまでの生き方や姿勢が顔や体型に現れ始める頃だなぁと実感しています。もうメイクや洋服じゃごまかせない。何を食べ、どんなポリシーで生きてきたのか。きちんとした生活習慣が身についているのか。そこが問われます。それってすごく怖いこと。もちろん自信なんてありません。でも、その自信の無さを少しでも埋めるために出来ることがあるとしたら、どうでしょう。
美人は「顔」ではなく「髪」で決まる
メイクを変えるよりも、ダイエットして痩せるよりも、流行の服を着るよりも、女の印象を決めるのは「髪」だと筆者は言いきります。
髪が変わる → 扱われ方が変わる → 性格が変わる → 人生が変わる、という論理。これって本当にその通り。
ほんのわずかな変化。でも、これまでの自分とは明らかに違う。その小さな自信で、人生はガラリと変わります。
私も、はじめのご挨拶でお話しした通り、ハーブを生活に取り入れ始めてから、肌や髪が美しくなり、人と会うのが億劫でなくなって、毎日が楽しくなりました。そしてその経験をあなたとシェアしたくて、このブログで情報発信するようになり、また新しい世界が広がりつつあります。まさに、髪がキレイになって運命が変わった一例です。
日本の女性はスキンケアにお金をかけ、毛穴のないキメの細かい肌を目指します。世界で一番肌がきれいなのが日本女性とも言われます。(中略)
でも、ちょっと想像してみてほしいのですが、一日に会う人のほとんどは、あなたの毛穴が見えるほどの至近距離には入ってきません。その距離であなたを見つめてくれるのは、彼氏やパートナーくらい、ですよね。
そして、人があなたを見ている角度は、ほとんど正面ではありません。あなたが最も見られているのは、斜め45度や、横顔や、後ろ姿です。
横顔なんて、見える面積の7割は髪です。後ろ姿にいたっては、10割髪です。さらに、5メートル離れた距離では、顔やパーツよりもシルエットや雰囲気しか見えませんから、あなたの印象はほぼ髪で決まります。
もちろん肌の美しさも大切です。「色白は七難隠す」と昔から言うように、肌のキレイな人は美人に見えます。また、肌が美しい=健康的ですから、人に「きちんとした人」という印象を与えます。でも、スキンケアと同じくらい、髪にだって気を遣おう。本書はそう呼びかけています。
男性は薄化粧が好きだけど、髪だけはきれいに整えてほしい
本書では、男性は化粧が濃いのは好きではないけど、髪のスッピン(髪がボサボサ)は許せないと言っています。(私は40代の既婚者ですが、男性の気持ちはいまだによく分かりません。男性のみなさん、いかがでしょうか?) では、なぜ髪がキレイだと男性ウケが良いのでしょうか。その答えとは、
男性は、本能的に『いいDNAを持っていそう』な女性を好きになるから。
メイクは濃ければ濃いほど、生まれつきの顔がわからなくなり、男性を不安にさせる。
でも髪は『身体の一部』だから、その髪がきれいだということは、男性が「彼女のDNAはいいDNAだ」と感じ、恋愛対象になる。(中略)
男性の本能にささる女は、髪がきれいな女です。
本能的にいいDNAを持っていそうな異性に惹かれるのは、女性も同じですよね。種を残すためには当然です。そして、いいDNAを持っていることを暗にアピールしてくれるのが、美しい髪なのです。
肌のアンチエイジングだけに気をとられてはいけない
髪でライバルと差がつき始めるのが35歳から。そしてその差は数年でどんどん開いていきます。髪に手をかけているか、かけていないかで、見た目年齢が何歳も違って見えてくるのです。(中略)
35歳を過ぎたら、顔ではなく、髪で美人が決まります。
同窓会で、「クラス一の美人の座」を一発逆転できる楽しさ、味わってみませんか。
確かに髪がボサボサだったり、質感が悪かったりすると、とても老けて見えるんですよね。周りの美魔女を見ても、やはりみんな髪がツヤツヤしています。
ブランドのバッグひとつ買うよりも、そのお金で美容院に通う方が、よっぽど若々しく美しくいられるのです。
今日から使える簡単なテクが満載!
本書の良いところは、ただの理想論のみでなく、実践的な内容になっていること。
分け目のとり方、髪の乾かし方、痩せて見えるスタイリング、白髪の隠し方、美容院でのオーダー方法、シャンプーのしかた、合コンでモテる仕草などなど、具体的なテクニックが満載です。今日からすぐに始められることばかり。
そして、筆者の髪への想いが痛いほど伝わる一冊です。自分の髪が愛おしくなり、宝物のように…と言うと大げさかな、でもとても丁寧に扱うようになりました。
「後頭部を盛っていないCAさんは、機内でクレームを言われやすい」なんて面白いお話も。この本を読んでから、私は後頭部をしっかり盛っています(笑)後頭部を盛ることで知的に見え、ビジネス上の信頼感が厚くなるそうなので、会社では良い影響を及ぼしてくれそう。薄毛ごまかしでもありますけど(笑)
私の目標
独身時代フラダンスに夢中だったこともあり、ずっとロングヘアだったのですが、子供を産んでからは、襟足を刈り上げるほどのショートヘアでした。
そんな私が再び「髪を伸ばそう!」と決意したのは、母が乳癌になり、抗がん剤の影響で髪がすべて抜け落ちてしまった頃。ヘアドネーションという、自分の髪を寄付できるボランティア活動があることを知りました。抗がん剤で髪が抜けてしまった人や、無毛症といって生まれつき髪が生えてこない病の方のために、それで医療用ウィッグを作るそうです。寄付をするには、31cm以上必要です。
2年くらいかかって、今ようやくバストトップ下まできました。腰あたりまで伸ばすには、あと1年以上かかるかな。年齢が上がるにつれて代謝も悪くなり、髪も伸びにくくなっています。最後の御奉仕だと思って、頑張ります。どうせならできるだけキレイに伸ばしたいので、本書は本当に参考になります。ロングヘアを大切にしてもっと楽しもう、そんな気持ちにさせてくれました。
今この歳になって、本書に出会えて本当によかったです。
気負わずサラッと読めるので、是非ご一読ください。
以上、『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版 佐藤友美著)のご紹介でした。