中国茶

1通のメールから生まれた、優しい白茶ティーのお話

こんにちは。
ハーバリスト 高橋克弥です。
今日は、ネットのつながりから生まれた、優しい白茶ティーのお話です。

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それは、1通のメールから始まりました。

ドイツ在住の翻訳家・繁田香織さんが、ある日こんなツイートをされました。

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中国茶・白茶とバラの花びらのブレンドティーが、大変美味しいとのこと。

これを読んだ2525pon(ゆう)さん(フォロワーさん)が、

「このティー、ハーバリスト克弥さんのブレンドで飲んでみたい!」

とメールをくださったのです。

なんと素敵な(楽しすぎる)オファー!!!
嬉しすぎて、その場でぴょんぴょんと跳ねてしまいました♪

2525pon(ゆう)さんの言葉をお借りするなら、

 良いものを美味しくいただきたい。
 時間がかかっても構わない。
 こういうことにお金を使えるなら幸せ。

あーーそのお気持ち、痛いほど分かります!! 私も、今日の自分を癒し、明日の自分を元気づけるためのティータイムには、とびっきりのティーで楽しみたい♡

さてしかし、そんな楽しい気持ちとは裏腹に、実は大きな大きな壁がありました。
私、中国茶に関してはまったくの専門外。
烏龍茶とプーアール茶くらいしか知りません。

まずは、市内中の(といってもそれほど多くはない)中国茶専門店に、電話をかけまくりました。
折しもそろそろ今年の新茶が出回る時期。去年のものはもう在庫がありません。
有名店においては、去年のうちから今年の新茶の予約がもうすでにいっぱいで、とりあえずキャンセル待ち予約はかけたものの、入手できるかどうかは分からない状態。

なかなか白茶を置いているお店を見つけられず、あるお店の女性には

 「私ならそんな仕事は受けません。知らない人の舌に合わせてブレンドするなんて、難しすぎる。」

なんて言われてしまう始末。
でも、うさぎ薬草はフルオーダーメイドティーのお店です…なんだか全人格を否定されたような気持ち( ノД`)シクシク…

こだわったのは、品質。中国茶専門店で、専門家のお話をじっくり聞きながら、その店こだわりの茶葉を入手することを第一に考えました。百貨店ならすぐに入手できたのかもしれませんが、高額で販売されていることは容易に想像でき、2525pon(ゆう)さんのお手元に届くころには、大変な金額になってしまいます。それは避けたかった。

 「よしっ! じゃあやってみますっっ!!」

と元気よくもろ手を挙げて引き受けたものの、肝心の白茶が入手できないという絶体絶命のピンチに。

最後の最後に、いつもハーブの仕入れをしている業者さんにダメもとで聞いたところ(しかも軽い感じでLINEで聞いた)、茶心居さんというお店を紹介していただきました。やはり持つべきものはネットワーク!!

さっそく茶心居さんにお電話をして、オーナーの坪内さんに事情を説明すると、とても親身になって聴いてくださり、

 「ああ、白茶とローズのブレンド、それはとても美味しいと思います。」

と優しい優しいお声でお話しくださり(泣きそうになった…)、さっそく週末にお邪魔することになりました。

住宅街の中にひっそりと佇む、小さな茶心居さん。目を皿のようにして探して歩いていたのに、うっかり通り過ぎてしまいそうに。

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お店の雰囲気が、オーナー坪内さんの穏やかな佇まいにぴったりマッチ!

坪内さんにお話を伺いながら、まずは白茶を代表する品種・白毫銀針(はくごうぎんしん)をいただきました。

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初めて飲む白茶。その優しい甘さにびっくり!

次に、女性に大人気の月光白(げっこうはく)を。月の光に晒して作られる神秘のお茶。

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坪内さんが丁寧に淹れてくださいます。

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なるほどなるほど、女性に人気なのが頷けます。
優しいけれどしっかりとして、紅茶と緑茶の中間みたいな感じ。とっても美味しい♡

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どさくさに紛れて、スイーツまでいただいちゃったりして。

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湯圓(湯団子)。黒胡麻餡を白玉粉で包んだ中国伝統のお団子だそうです。 

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居心地がよくて、ついつい長居。中国茶ってお湯を継ぎ足して何度でもいただけるし、抽出時間も変えてみたりして、変化も楽しめる。私が訪れてからほどなくして入ってきた知的な雰囲気の青年も、文庫本を片手に何時間も過ごしていました。

…てことは、私も何時間もいたってことだよね(笑)

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左:月光白  右:白毫銀針 

さぁそして、ついにティーが完成!
試飲をお送りした2525pon(ゆう)さんからもOKをいただき、うさぎ薬草の白茶ブレンドティーが誕生しました。

魅惑の白茶ブレンドティーについては次回の記事で♡

茶心居さんのHPはこちら↓

chaxinkyo.blog45.fc2.com

いつもドイツの風をたっぷり感じられる素敵なツイートで楽しませてくださる繁田香織さんの訳書。とても勉強になりました。こういう本を、トップレベルの病院で活躍する現役のドクターが書いてくださるのが、自然療法の本場ドイツのすごいところ。

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物語の続きはこちら♡↓

t-katsumi.com