ハーブ活用法

和ハーブたちの魅力にうっとり♡ 伊吹山麓の薬草茶と薬草湯

こんにちは。JAMHA認定ハーバルセラピストのmarrieです。
前回の記事で、伊吹山麓のかすがモリモリ村で、カモミールこんにゃく作りを楽しんだ様子をレポいたしました。あれは本当に素晴らしい体験だったなぁ。
今日は、その時にお土産に買ったお茶と入浴剤をご紹介します♪

今回ゲットしたティーは、こちらのふたつ。「百草茶」と「和香葉」です。

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百草茶

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20gで700円(2017年10月現在)。
原材料は、ドクダミ、イブキジャコウソウ、カキドオシ、ヨモギ、在来茶、スギナ。伊吹古来の薬草たちがたっぷりブレンドされています。

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様々な薬草をブレンドしたお茶のことを「百草茶」と呼びます。薬草の種類や配合比率は決まっていないので、それぞれの家庭の味があるのです。marrieさん家の百草茶、といった感じ。かすがモリモリ村でゲットしたこちらの百草茶は、岐阜県揖斐郡の藤田美創さんのもの。 

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おなじみの緑茶に、少し干し草を混ぜたような風味。ドクダミやヨモギの優しくて懐かしい香り。西洋のハーブとはまた違った魅力があります。日本人のDNAに沁みわたるー!! お食事にもよく合います。

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春日紅茶 和香葉(ファーストフラッシュ)

f:id:herballife:20171030204150j:plain15gで1,080円(2017年10月現在)。
在来茶葉で手摘み、手揉みにこだわった無農薬紅茶です。

ファーストフラッシュとは、その年最初の収穫期(3~4月)に摘まれた春摘み茶のこと。若い茶葉でカテキンが少なく、色が薄くて渋みもあまりありません。

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良質な紅茶って、お砂糖が入っていないのにほんのり甘いんですよね。優しくて美味しい♡

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もちろん、薬草湯の素もゲットしました!  浴用干しよもぎ(左)と、伊吹春日乃湯(右)。どちらも伊吹山麓のハーブが1回分ずつ袋に詰められています。そのままお風呂にポンと入れるよりは、熱湯で煮出して(濃いめのティーを作る感じ)、それをお風呂の湯に入れるのが良いと思います。ハーブの成分は熱湯で抽出することでよく出るので。 せっかくの薬草湯。40℃前後では、抽出がイマイチです。

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薬用入浴剤 伊吹春日乃湯 

50g×1包で、324円(2017年10月現在)。
ガイヨウ、ジュウヤク、トウキ、センキュウ、モクツウ、コウブシ、ボウイ、オウバク、サンシシ、マツブサ。

これらの和ハーブの作用を書きだすとキリがないので割愛(笑) お肌がしっとり・すべすべになって、身体が温まって良く眠れました!

浴用干しよもぎ

15g×5包で、680円(2017年10月現在)。こちらは伊吹よもぎ100%♡ 

薬草の宝庫として親しまれている伊吹山。かの織田信長がこの地で日本最古の薬草園を開いたと言われています。薬草の種類は、ヨーロッパから移植したものも含め、3,000種を超えていたとか。

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中でも有名なのが、よもぎ。ここで、よもぎの話をちょこっと。 

よもぎ(蓬)

強力な繁殖力で、北海道から沖縄まで、日本全国に広く分布するよもぎ。モグサ、モチグサとも呼ばれるキク科の多年草です。子供のころ、よく道端に生えているよもぎを摘んで遊びました。草餅にしたり、怪我をしたら汁を傷口に塗ったりと、古くから日本人の生活に寄り添ってきたハーブです。

   *・*・*

百人一首に、秘めた恋心を詠んだ素敵な歌があります。

 かくとだに えやは伊吹のさしも草 
 さしも知らじな 燃ゆる思ひを
 (藤原実方朝臣)

せめてこの思いをあなたに伝えようか。いや、できない。あなたは気づいていないでしょうね、伊吹のさしも草のように燃えるこの私の恋心を。

さしも草とは、よもぎのこと。燃えやすいよもぎは、古くからお灸として使われてきました。よもぎを、燃え上がる恋心になぞらえた、とても美しい一首ですね。 

     *・*・*

私たちの故郷で育まれた和ハーブたち。ハーブの勉強をしている私が言うのもなんですが、やはり日本人の体質には、日本のお茶が一番合うのだと思います。もうちょっと余裕ができたら、和ハーブもしっかり学んでみたいのです。(いつ余裕ができるんだろう? 笑)

以上、伊吹山の麓で出逢った、素晴らしい和ハーブのお話でした。

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t-katsumi.com

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