こんにちは。JAMHA認定ハーバルセラピストのmarrieです。
クリスマスまであとひと月。みなさん、クリスマスの準備は進んでいますか? 私の誕生日12月26日はボクシング・デー(Boxing Day)。クリスマスプレゼントの箱を開ける日なんです。誕生日とクリスマスが近づくこの時期は、1年中で一番わくわくする大好きな季節。今日はクリスマスリースとオレンジポマンダーのお話をします。
お友達の家でクリスマスリース作りのお手伝い
先日、友人宅に子連れでご招待いただきました。友人はクリスマスリース作りの真っ最中。彼女はリースのインストラクターの資格を持っているのです! 工作好きな私はいてもたってもいられず、お手伝いをさせていただきました♡
すごく可愛くできた♡ アイテムを選んだり、ワイヤーをかけさせてもらったり。難しいけど楽しいっ!
市販のものは、発砲スチロールやつるを土台にしてグルーガンでくっつけて作っているものが多いそうですが、このリースは、ワイヤーでひとつひとつつなげていく本格的なもの。高級感があります。
こちらは100%友人作↓
すごく素敵!! 配色のセンスもさすがです。やっぱりプロは違うな~。いつか彼女のレッスンを受けてみたいな。
シナモンをミニノコギリで切って刺しているので、製作中、幸せな香りに包まれてリラックスできました。こんな楽しみもハーブクラフトならでは。
幸運を呼ぶ☆オレンジポマンダー作り
フルーツポマンダーをご存知でしょうか。オレンジなどの果物にクローブを刺し、シナモンなどの粉をかけて乾燥させた、魔除けのお守りです。発祥は中世のヨーロッパ。劣悪な衛生環境でペストが流行っていた時代。抗菌作用を持つクローブやシナモンを使用することで、疫病除けの役目もありました。現代では香りを楽しむハーブクラフトとして親しまれ、ヨーロッパのクリスマスの風物詩となっています。
こちらはクローブ。ユーカリやティートリーと同じフトモモ科で、強い殺菌・抗菌作用を持ちます。甘くスパイシーな香りが魅力。
生の果物が腐らずきれいに乾燥するのは、このクローブや各種ハーブをミックスした粉の殺菌・抗菌作用のおかげ。古代エジプトのミイラの保存にも、ハーブの力を借りていたんですよ。
オレンジポマンダーの作り方
材料
オレンジ 1個
クローブ 50g
ポマンダーパウダー 大さじ2程度
デコレーション用のリボンなど
ポマンダーパウダー
シナモンをメインに、オリスルート、オールスパイス、カルダモン、コリアンダーなどのパウダーをミックスします。今回はシナモンとオリスルートを使用しました。数種類用意するのが大変なら、シナモンだけでもOKです。
手順
①オレンジにテープを十字に貼ります。リボンを結びやすくするため、ここにはクローブを刺さないようにします。
②テープを貼っていない部分に竹串で穴を開け、クローブを刺し込んでいきます。つぼみをつぶさないように気をつけて。クローブの軸の部分(つぼみより下の細い部分)が完全にオレンジに刺さっているのがポイント。クローブを刺す間隔は、クローブ同士が重ならないように、できるだけ狭く。クローブの数が少ないと、カビが生えてしまったり、腐りやすくなります。
リース同様、こちらも刺している間中オレンジとクローブの甘酸っぱくスパイシーな香りに包まれます。幸せ~♡
③クローブを刺し終わったらテープをはがします。
つぼみがとれてしまっているクローブも使いましょう。星型で可愛らしいのです。こんな風にね↓
④紙袋にポマンダーとパウダーを入れて、よく振り、パウダーを全体にまぶします。ここでもたまらなく良い香りが!
⑤紙袋(通気性の悪いビニール袋は不可)に入れたまま吊るします。たまにシャカシャカ振りながら、1か月ほど乾燥させます。完全に乾燥したら、リボンをかけて出来上がり。
乾燥は、日光の当たらない風通しのよい場所で。屋内ならエアコンの吹き出し口のそばなどで。屋外なら、雨に当たらないようにご注意ください。出来るだけ短期間で乾燥させるのがポイントです。
リンゴやレモンでも作れます。スダチや姫リンゴで小さめに作って、リースやツリーにつけても素敵ですね☆
出来上がったら、またアップしますね。カビが生えないことを祈って…♪
木の実やハーブを使ったクラフトは、作っている間も飾っている時も、ふわりと立ち上がるキラキラした冬の香りに癒されて幸せ気分になれちゃいます♡
オレンジポマンダーが出来上がる頃に、クリスマスがやってきます。中世のヨーロッパに思いを馳せながら、楽しいアドヴェントを過ごしたいな。
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