日本のハーブ

バラの香りのやさしい和紅茶ブレンド『雅 -miyabi-』

こんにちは。
ハーバリスト 高橋克弥です。

新しい時代になり、連日報道される新天皇・皇后のニュース。
雅子さまの晴れやかなお顔を、嬉しく拝見しています。

そういえば、雅子さまのお印は、ハマナスだったな。
ハマナスを使って、優しくて奥ゆかしい日本の美を表現してみよう。
そんな気持ちから、ブレンドティー『雅 -miyabi-』を作ってみました。

ハマナスについて

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夏に大輪の花を咲かせるバラ科バラ属の落葉低木です。5月~8月頃が開花時期なので、ちょうど今頃が美しい盛りですね。
主に北海道や東北地方の日本海側の海岸の砂地に自生していたようですが、最近では絶滅危惧種に指定されており、自生しているものは少なく、ほとんどが園芸用に交配されたもののようです。
「浜梨」、「浜茄子」と表記されます。果実の形が梨に似ていることから、浜に咲く梨、ハマナシが訛って、ハマナスと呼ばれるようになりました。

ハマナスは、漢方では「玖瑰花(マイカイカ)」と呼ばれ、気をめぐらせ、血液の循環を良くすると言われています。
「気」とは、身体の素になるエネルギーのようなもの。中医学と漢方医学においては、気・血・水のバランスが大切であるとされています。

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ハマナスは、ビタミンやミネラル、ポリフェノールを豊富に含有しています。
これらには、代謝UP、便秘改善、食欲増進、鎮静、気力UP、造血、生理不順改善、更年期障害の諸症状緩和などなど、特に女性に嬉しい作用がたくさん! 
イライラを鎮めて気持ちをゆったりさせてくれるのも、大きな魅力です。

優雅な香りの秘密は、ローズやゼラニウムと同じ、精油成分シトロネロール、ゲラニオール、シトラール、リナロールなど。
お味より香りを楽しむティーなので、シングルティーでいただくよりも、他のハーブとブレンドするとより良いでしょう。
この『雅 -miyabi-』では、紅茶とのシンプルなブレンドが楽しめます。

和紅茶ブレンド『雅 -miyabi-』について

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宮崎県産の有機紅茶を使用しています。
和紅茶って、とっても優しいんです。
まるで紅茶と緑茶の中間のような。
セイロンティーと中国茶の中間のような。
お砂糖が入っているわけでもないのに、ほんのりと甘くて。

ハーブティーの優しさに出逢ってから、いわゆる有名ブランドの紅茶の風味がキツく感じて、あまり飲まなくなってしまったのですが、この紅茶はふわっと優しくて大好き!
渋みやキレこそが紅茶の醍醐味でもありますが、このブレンドは紅茶の渋みが苦手な方にもとても美味しく召し上がっていただけます。

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粒ぞろいの美しいつぼみたち。
青みがかった濃いピンク色に、内に秘めた情熱を感じます。

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このブレンド専用ラベルも用意しました。
描いてくださったのは、おなじみ永富月来子さん。
ハマナスのピンクが華やかな、美しいラベルに仕上がりました。
ドレッシーで高貴な雰囲気が、ティーのイメージそのものです。

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恋に恋焦がれるmimicoが、ハマナスの咲き乱れる浜辺をお散歩しているシーン。
真珠のネックレスにおすまし顔で、いつもよりちょっとオトナなmimicoです。

日本人の優しさ、奥ゆかしさ、美しさ。
そんなものを感じながら、楽しんでいただけたら嬉しいです。

バラの香りのやさしい和紅茶ブレンド『雅 -miyabi-』のご紹介でした。

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