日本のハーブ

今、和ハーブがおもしろい! ~身近なハーブで『葛根茶』を作ってみたよ

今日は、もうタイトルそのまんまです。
来月、JAMHAの日本のハーブセラピストを受検するので、今(まぁまぁ)一所懸命勉強しているのですが、さっそく和ハーブたちに魅了されています。

前回の記事でご紹介した母の日特別ブレンドは、日本のハーブ・ハトムギを主役に。
麦茶のような味わいで、お年をめした方にも安心してお飲みいただけるブレンドに仕上げました。

しかも美容に良い成分がたっぷりで、オトナ女性に嬉しい一杯なのです♡
ギフトBOXはすでに完売してしまいましたが、機会があったらぜひお飲みいただきたい自信作です。

葛根茶を作ってみたよ♪

今日はJAMHA日本のハーブセラピストのテキストに載っていた実習例を参考に、『葛根茶』を作りましたよ~。
漢方処方の代表選手・葛根湯は、風邪の初期症状に用いられます。
葛根湯の生薬は、葛根(クズ)、桂皮(シナモン)、生姜、大棗(ナツメ)、甘草(リコリス)、麻黄、芍薬の7種。
麻黄と芍薬以外は、どこでも入手できるおなじみの食材ですね。
麻黄から抽出されるアルカロイドのエフェドリンを、同じくアルカロイドのカフェインに置き換えて、カフェインを含有する紅茶で『葛根茶』を作ってみました。

入れたのはこちらのハーブたち。

上から時計回りに、和紅茶、クズ、生姜、甘草、ナツメ、シナモン。

宮崎県産和紅茶
うさぎ薬草オリジナルブレンド『雅 -miyabi-』でおなじみの、渋みの少ない優しい紅茶。
殺菌、血行促進、利尿作用からの血圧降下。ポリフェノールを含有するので、生活習慣病予防やアンチエイジングにも。

葛根(クズ)
秋の七草のひとつ。
発汗、解熱、鎮痛作用があり、風邪の初期のこわばりに。

生姜
風邪のひき始めにいただくショウガ湯でおなじみのハーブ。
消化促進、食欲増進、吐き気止め、代謝促進、発汗、解熱。

甘草(リコリス)
鎮静、鎮痛、鎮咳、去痰、消炎、健胃。
独特の強い甘味。気管支炎など呼吸器系の症状緩和に。
※妊娠中の方や、糖尿病、高血圧、肝障害、腎臓疾患などの持病を持つ方はNG。

大棗(ナツメ)
健胃、鎮静、鎮痙、滋養強壮。
鮮やかな赤い実は、食用として薬膳料理にもよく使われる。

桂皮(シナモン)
古代エジプトでミイラ作りに用いられていた、最も古いスパイスのひとつ。
発汗、解熱、健胃、鎮痛。

紅茶は、緑茶やほうじ茶、それにカフェイン含有ハーブのマテなどでも代用可です。
何で作ろうか迷ったけど、飲みやすそうで、体を温めてくれてダイエットにも良い紅茶にしました。

水色(すいしょく)は濁った茶色。いかにも漢方茶っぽいですね~。
リコリスの甘味がよく効いています。
紅茶なんだけど、ちょっぴり薬膳スープっぽい雰囲気。
葛根湯よりはずっと飲みやすいです。

普段は外国かぶれしている私ですが、和ハーブたちに触れると、やっぱりどことなく懐かしくて落ち着く。
遠い昔に、どこかで嗅いだ香りだったり、味わいだったり。

mimico

日本人のDNAが喜ぶね☆

我が国のハーブは、世界にも誇れる優秀さ。
自然の恵みに感謝して、これからも和ハーブをどんどん取り入れていこう。

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