こんにちは。 JAMHA認定ハーバルセラピストのmarrieです。
今日は、女性特有の不調に働きかける「安産のお茶」ラズベリーリーフをご紹介します。女性向け、特に産前産後ママ向けの市販ブレンドティーにも、よくブレンドされるハーブです。
ハーブ・プロフィール(ラズベリーリーフ)
学名 Rubus idaeus
和名 ヨーロッパキイチゴ、エゾイチゴ
科名 バラ科
使用部位 葉部
主要成分 フラボノイド配糖体(フラガリン)、タンニン(没食子酸、エラグ酸)、ビタミンC
作用 鎮静、鎮痙、収れん、催乳
適応 月経痛、月経前症候群(PMS)、産前産後の母体サポート、下痢、歯肉炎、口内炎
ヨーロッパ原産のハーブで、北半球の寒冷地に広く生育します。
果実はくだもののラズベリーです。フランボワーズとも呼ばれる甘酸っぱい赤い実は、古くから生のまま食したりジャムやスイーツ、リキュールなどに用いられてきました。
ほのかにラズベリーの甘酸っぱい香りがしますが、味はさっぱりとした緑茶のような味わいです。
葉の裏が白いのが特徴です。初めて見た時、カビかと思いました…Σ(゜д゜lll)!
女性の味方「安産のお茶」
鎮痙作用とは、筋肉の痙攣を鎮める作用のこと。主要成分であるフラガリンが、この鎮痙作用を持ちます。子宮や骨盤周辺の筋肉に働きかけ、月経痛、月経前症候群の予防や症状緩和に役立ちます。
「安産のお茶」と呼ばれ、出産2か月ほど前からティーを飲用すると、陣痛をやわらげ、分娩時にベビーを押し出す力を与えてくれます。
また、産後の子宮回復(引き締め)を助け、母乳の出を良くするので、産後のママにもピッタリです。
また、渋み成分タンニンには収れん作用があり、軽い下痢の症状を緩和したり、口内炎、歯肉炎などの症状をやわらげ、口臭を予防します。
ビタミン(特にビタミンC)、ミネラルも豊富で、美容目的でも飲まれます。
妊娠初期~中期には禁忌
子宮収縮を促す作用があるため、ティーを飲むのは妊娠8ヶ月を過ぎてからにしましょう。また切迫早産など安静が必要な方もご注意ください。
活用法
ティーや内用チンキなど、主に内用で用います。口の中の炎症には、ペパーミントとブレンドした濃いめのティーを冷やしたものをマウスウォッシュとして利用します。
クセのない、緑茶のようなさっぱりとした味わいでとても飲みやすいティーです。産前産後ママはもちろん、月経痛や月経前症候群でお悩みの方は、是非お試しください。ビタミンCも豊富で、女性に嬉しいハーブです❀.(*´◡`*)❀.
以上、女性特有の不調に働きかける「安産のお茶」ラズベリーリーフのご紹介でした。