ハーバリスト 高橋克弥(たかはしかつみ)です。
私の周りでは、2年ほど前から、40代にしてまさかの出産ラッシュが続いています!
同い年やひとつ上のお友達が、次から次へとベビーを産んでいて、そのほとんどが初産なのです。
晩婚化の影響もありますが、何年も辛い不妊治療を経て、やっと授かったベビーも…♡ 大切な大切なベビーたち。ママのお腹の中でも、誕生してからも、すくすくと元気に育って欲しいですね。
そして、今年に入ってまたひとり、嬉しい報告を受けました!
これから出産という大仕事を控えた彼女たち、そして今現在ベビー相手に奮闘中の彼女たちへのエールとして、今日はプレママ・産後ママのためのハーブティーをご紹介します。
産前産後ママのためのハーブティー
ラズベリーリーフ
古くから「安産のお茶」として知られています。
妊娠8か月~。子宮収縮作用があるので、妊娠初期~中期の方や、早産の気のある方には禁忌。
子宮の収縮により、陣痛を和らげ、分娩時にベビーを押し出す力を与えてくれます。
産前に飲むイメージが強いですが、実は産後の子宮の引き締めにも効果的。
ビタミン、ミネラルも豊富です。
ペパーミント
l-メントールの爽やかな香りが、つわりの吐き気を抑えてくれます。
胃腸の不調にも。
(抗がん剤の吐き気にも良いそうです。母の乳癌闘病時に知っていたら…と悔やまれます。)
ネトル
ビタミン、鉄分などのミネラルが豊富です。貧血予防に。
妊婦さんに必須の「葉酸(ビタミンM)」も!
ローズヒップ
豊富なビタミンCが、鉄分の吸収を助けてくれます。
風邪の予防にも。
ダンディライオン
緩下作用*1、催乳作用*2に優れています。
フェンネル
催乳作用に優れています。
駆風作用*3、消化促進作用もあるので、お腹の張りの改善にも。
リンデン
高い利尿作用で水分を排出し、むくみスッキリ!
鎮静作用も。
エキナセア
免疫力を高めて、風邪、インフルエンザなどの感染症予防に。
産前産後ママにNGなハーブ
妊娠中にNG
セージ(Salvia officinalis)
ブラックコホシュ(Cimicifuga racemosa)
授乳中にNG
ブラックコホシュ(Cimicifuga racemosa)
※この注意事項は、特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会『ハーバルセラピストコース・テキスト第4版』に準拠しています。この他にもNGハーブはありますので、使用の際には必ず担当医にご相談ください。
シングルで飲んでも、いくつかをブレンドして飲んでもOK。1日に3~4杯を目安にいただきましょう。
また、各ハーブ専門店が、産前産後ママのためのブレンドティーを販売しています。そちらを試してみるのも、お手軽で良いですね。
体調不良でも薬が飲めない、妊娠中や授乳中のママたち。
温かいハーブティーをいただけば、身体が温まって血流も良くなり、もちろんリラックス効果もあります。
ハーブの力で自然治癒力を高め、ベビーとの蜜月を元気に楽しみましょう。
以上、産前産後ママのためのハーブティーのご紹介でした。