こんにちは。JAMHA認定ハーバルセラピストのmarrieです。
今日は、微笑みの国・タイのハーブ、バタフライピーをいただきましょう。あざやかで幻想的な色彩変化が楽しめる、とっても素敵なティーなのです♡
こちらが、バタフライピー(蝶豆)の花。 タイ語で「アンチャン」。目の覚めるような鮮やかなブルーが魅力的なハーブです。南国の花はカラフルなものが多いですよね。これは、植物が強力な紫外線から自分自身を守るための防御機能なのです。
このバタフライピーの花部を摘み取ってドライハーブにしたものがこちら↓
ずっとずっと気になっていたバタフライピー。行きつけのハーブ屋さんではあまり見かけないので、原産国タイからお取り寄せしてみました。
茶葉(と言っても、お花の部分ですが)は少量でも、色がしっかり出ます。時間をおくとどんどん濃くなり、あっという間に深い紺色になります。透き通るようなスカイブルーを楽しみたいなら、少量の茶葉で短時間で抽出するのがポイント。ティーカップ1杯なら、お花ひとつで十分です。ただ、薬効を期待する場合は、たっぷりの量を入れてしっかり成分を抽出した方が良いでしょう。
このブルーの秘密は、アントシアニン色素。ブルーベリーやハイビスカスにも入っている色素成分で、眼精疲労を緩和し、視力改善に役立ちます。
他にも、血行促進作用→冷えや肩こり改善、血圧降下作用、抗酸化作用、鎮静作用、鎮痙作用*1、肌や髪を健やかに保つ…などなど嬉しい効果がたくさん。華やかな見た目だけでなく、しっかりと実力派なところがニクイ☆
ローズを浮かべて、華やかに。ベルベットのような深い青色にピンクローズが映えますね。
以前ご紹介したハーブで、似たような美しいものがありました。
そう、「夜明けのハーブティー」ウスベニアオイです。別名マロウ、マロウブルーと呼ばれるウスベニアオイも、このバタフライピーと同じアントシアニン色素による美しい青色が楽しめるハーブ。茶葉の感じも、お味もよく似ています。
ただひとつ違う点は、ウスベニアオイは、空気に触れることで、抽出している最中からどんどん茶色に退色してしまいますが、このバタフライピーはそうではありません。いつまでも美しいブルーのままなのです。永遠のブルー。神秘的で素敵!
酸でピンク色に変化するところも同じです。レモンを浮かべると、たちまちピンクに早変わり。
炭酸で割っても…
たちまちピンクに。…と言いたいところですが、今回は紫色ですね(^^;)
これは、また別の日のもの。お花ひとつだけで抽出し、優しいブルーに。
レモン汁をしぼって…
こちらはキレイなピンク色になりました♡
温度や茶葉の量、酸の量などなど、条件次第で色味は変わります。その一瞬一瞬の美しさを楽しみましょう。(うまくまとめたなぁ…笑)
この鮮やかな色彩変化は、液性がアルカリ性から酸性に変化するため。化学の実験みたいで楽しい!
ちなみに、後ろに写っているのはクッキーではなく、ココナッツ石鹸です。ハーブの恩師のタイ土産。「おひとつどうぞ。」と言われ、「いただきまーーーす!!」とかぶりつきそうになったのは言うまでもありません…。タイには美味しそうなものがたくさんあるのですね。行ってみタイ。(スルーで大丈夫です。)
アイス豆乳ラテ。豆乳で割ったら、クリーミィーな可愛らしいアイスブルーになりました。晴れた日の空の色。スペアミントを浮かべてうんと爽やかに。
そのブルー色素を利用して、いろいろ楽しめそうです♪
氷を作れば、涼し気なアイスキューブに。夏、素麺に添えたら涼し気で素敵♡ バタフライピーの花を閉じ込めても面白い!
ゼリーを作ってもきれいでしょうし、ウォッカなどで割ってカクテルにしても素敵ですね。水色のシャンパンなんてのもいいな♡
薬効を備えた美しい色彩は、ハーブの魅力のひとつ。眺めているだけでも、癒し効果バツグンです!
以上、美しいブルーで目ヂカラUP☆ 幻想的な色彩変化が楽しめるバタフライピーのご紹介でした。
ウスベニアオイの記事も合わせてどうぞ。その変わりゆく幻想的な姿、必見です!!
*1:筋肉の緊張、痙攣を和らげる作用