こんにちは。JAMHA認定シニアハーバルセラピストのmarrieです。
先日、論文をひとつ仕上げました。11月のJAMHAハーバルプラクティショナー認定試験を受験するには、この論文の提出が必須なのです。
論文のテーマは自由。私はかねて興味のあった薬膳酒を研究することに。カモミールやラベンダーなどおなじみのハーブでつけたお手製の薬膳酒で、カクテルアレンジをいろいろ楽しみました。
10月の最後の授業で発表するのですが、その前にみなさんにちょっぴりご紹介しちゃいます♡
薬膳酒とは、食材を高濃度(35度程度)のアルコールに漬け込んで、成分を抽出したお酒のこと。
即効性はなく、毎日少しずつ(おちょこ1杯程度)飲み続けることで、じわじわと効果が実感できるとされています。
薬膳酒の最大の特徴は、もちろんアルコールを使用していること。例えば、こんなメリットがあります。
・ハーブティーと違い、水溶性成分だけでなく脂溶性成分も抽出できる。
・熱を加えないので、精油成分(香り)が飛ばない。
・身体を温める、安眠など、アルコールとの相乗効果が期待できる。
・身体への吸収が良い。
・長期間保存できる。(賞味期限はないけれど、年数が経つと変化はします。)
アルコールですから、持病のある方やお薬を飲まれている方は、医師にご相談くださいね。
沸騰させてアルコールを飛ばしてあげれば、お酒の苦手な方でも飲めますよ。
ハーブ薬膳酒をつくってみよう!
作り方は、いたって簡単!
容器を洗浄、消毒 → 材料を洗って切って → 原酒(ホワイトリカーなど)に漬け込むだけ♪
素材は漬けっぱなしにせず、適期に漉すのがポイント。濁りや酸化を防ぎます。
レシピは、渡邉修さん著『未病を治す薬膳酒 自分で作る美味しいお酒』を参考に、自分でちょこっとアレンジしました。詳しい作り方は、こちらの本をご覧くださいね。今回は、500mlの容器で作りました。
熱を冷ましてリフレッシュ☆フレッシュミント酒
材料
ペパーミント(フレッシュ)、スペアミント(フレッシュ) 合わせて25g
35度のホワイトリカー 360ml
レモン 1/4個
浸け込み期間
2週間
シロップを加え炭酸水で割って、ミントの葉とライムを飾れば、モヒートに!
冷え性や月経痛に☆カモミール酒
材料
ジャーマンカモミール(ドライ) 8g
白ワイン 180ml
35度のホワイトリカー 180ml
きび砂糖 25g
浸け込み期間
1週間
オレンジジュースで割って、ファジーネーブル風に。
はちみつで甘味を足せば、安眠効果抜群のナイトキャップに大変身☆
抗酸化作用でいつまでも若々しく☆トマト&バジル酒
材料
トマト 150g
バジル(フレッシュ) 適量
35度のホワイトリカー 225ml
レモン 1/2個
浸け込み期間
1か月
ものすごく香りの良いお酒になりました!
野菜や果物のジュース、ビールなどで割ってカクテルに。
ドレッシングなどお料理にも使えそう。
代謝UP & デトックス☆ダンディライオン酒
材料
ダンディライオンルート(ドライ)10g
35度のホワイトリカー 360ml
浸け込み期間
2週間
シロップを加えミルクで割って、カルーアミルク風に。
リラックスして美肌をGET☆ラベンダー酒
材料
ラベンダー(ドライ) 8g
白ワイン 200ml
35度のホワイトリカー 200ml
浸け込み期間
1週間
シロップで甘味をつけ、ミネラルウォーターや炭酸水で割れば、美しいラベンダーカクテルに。
鎮咳・去痰・抗菌作用で風邪に効く☆タイム酒
材料
タイム(フレッシュ) 5g
赤ワイン 180ml
35度のホワイトリカー 180ml
きび砂糖 25g
浸け込み期間
1週間
砂糖、シナモン、クローブ、オレンジなどを加えて沸騰しない程度に温め、ホットワインに。
赤ワインベースなので、お肉と相性が良く、お料理にも大活躍。肉を焼く時のソースにしたり、ひき肉料理の下味や香りづけ、ドレッシングなどにも。
あーーー楽しすぎますっ!!!(*´▽`*)人
これって勉強なんだろうか?(笑)
健康管理は、楽しく、美味しく! これ、鉄則♡
11月の試験に向けて、なかなかブログのアップができませんが、みなさま、どうかmarrieをお忘れなくね!
夏が過ぎて、一気に冷え込んでまいりました。ハーブの成分をしっかり抽出した薬膳酒で身体を温めてくださいね。
以上、楽しくおいしく健康管理♡ ハーブ薬膳酒で作ったカクテルのご紹介でした。
それぞれのハーブの詳しいプロフィールはこちら↓
モヒートやホットワインは、こんな風にも作れます♪↓