こんにちは。JAMHA認定シニアハーバルセラピストのmarrieです。
咳と痰に苦しむ母のために、フェンネルでシロップを作りました。今日はその作り方と、飲み方アレンジをご紹介します。甘くやさしいフェンネルシロップ。根本原因を取り除くことはできないけれど、植物のチカラで、ほんの少しでも症状をラクにしてあげたいな。
つらい咳と痰に・フェンネルシロップのレシピ
材料
フェンネルシード(ドライ) 5g
きび砂糖 50g
作り方
①100mlの熱湯で10分間、濃いめのフェンネルティーを抽出する。
② ①を鍋にあけ、きび砂糖を加えて、かき混ぜながら弱火でゆっくり加熱する。
③砂糖が完全に溶けきり、とろみがついたら完成。粗熱をとり、保存ビンに移す。
こちらがフェンネルシード↓
独特の甘くスパイシーな香りが魅力。消化機能を高め、お腹のガスを排出します。母乳の出を良くする作用も。お子さまにもオススメの優しいハーブです。
フェンネルシロップを、飲みやすいようお湯で割って、マロウブルーの花を添えました。
マロウブルーも、そのたっぷりの粘液質で喉を守ってくれるハーブ。少ーしずつマロウブルーの青が溶けだしてきます。
逆にマロウブルーのティーに、このフェンネルシロップを垂らしてもいいですね。
ジャーマンカモミールティーとも相性良さそう(♡ˊ艸ˋ)♬*
アイスでももちろん美味しい!
ミネラルウォーターで割って、ミントを閉じ込めたアイスキューブでキンと冷やして。爽やかな一杯。
鎮咳、去痰作用のあるハーブは他にもいろいろあるけれど、味と香りの好みで、フェンネルに決定。あまったら、お肉を焼いたり、ドレッシングを作ったり、お料理にも使えて一石二鳥です。
その他にも、以前ご紹介したミントシロップと同じような使い方ができて、とっても便利!
鎮咳作用のあるハーブ
タイム
ユーカリ
ティートリー
フェンネル
マレイン
リコリス
カルダモン
去痰作用のあるハーブ
フェンネル
アニス
キャラウェイ
マレイン
ユーカリ
ティートリー
リコリス
喉の痛みに
マロウブルー
マレイン
マシュマロウ
※使用に制限・禁忌事項のあるハーブもあります。通院されている方や妊婦さんは、医師にご相談の上ご使用ください。
*・*・*
母が体調を崩しています。
いろいろと持病があって、年に2~3回は高熱からの肺炎で入院します。
入院→退院を繰り返すたび、どんどん弱っていく母。気持ちも落ちているようです。
そして、ドクター(医薬品)と代替療法の狭間で揺れ動く私。もちろん、どちらが優れているということではなく、上手に組み合わせたら、よりお互いの効果を高め合うことが出来るはず。でもそれには、まだまだ知識が足りないのです。もっと精進しなくては。西洋のハーブの香りに苦手意識を持つ高齢者、という壁もあります。
鎮咳・去痰作用のある精油で、母が気に入ったものをいくつか渡しました。
アロマテラピーは全く知らない母ですが、熱湯をマグカップに張って、精油をたらすだけでもいいよと教えてあげたら、ちゃんと毎日やっているみたいです。
タオルを頭からかぶって蒸気吸入。
そのまま揮発させて芳香浴。
アロマテラピーは、ハーブと違ってゴミも出ないし、手間がかからなくて良いですね。
植物療法では、「気に入った香りのものを使う」のがポイントです。いくら作用があっても、好きじゃない香りを使うのはやめましょうね。
ハーブでも、他の健康法でも、飲みたくないもの・やりたくないものを無理に続ける必要はありません。それがストレスになってしまっては本末転倒ですものね。
そもそも、自分に必要なものは、身体が欲しがっているので、良い香りに感じるものです。
例えば、食べ物屋さんの前を通った時、お腹がすいていると「わーいい匂い。食べたいな♡」と感じるけど、満腹の時はそうは思いませんよね。それと同じです。自分の「好き・嫌い」「欲しい・欲しくない」を信じましょう。嗅覚は、五感の中でも最も本能的な感覚なのです(*^-^*)
話がそれてきたので、この辺で。
以上、つらい咳と痰に・甘くやさしいフェンネルシロップのレシピでした。
お母さん、頑張れ。
爽やかミントシロップの作り方はこちら↓
フェンネル、あちこちで大活躍♡